

就労移行支援
一般企業への就職をめざして、そのための知識と技能を高めます。
ろう者・難聴者で、企業への就職が見込まれる人が対象です。
特徴
- 就労移行支援は、障がい者総合支援法に定められた障害福祉サービスのひとつです。
原則24カ月(2年)の期間において利用できます。利用者が企業で働くために必要な知識と能力を高めるだけでなく、ハローワークなど関係機関と連携して、就職活動のサポートや、就職後も長く働き続けられるよう職場への定着支援も行います。 - 就労移行支援は、企業が求める知識・技能と、ろう者・難聴者との能力のギャップをうめるための支援をおこないます。利用者の能力やニーズに応じた支援プログラムを作成し、スモールステップで(少しずつ無理なく)、職場での人間関係構築の能力(ソーシャルスキルトレーニング)、仕事に関する技能のスキルアップをめざします。
- 具体的には、次のような就労支援を行います。
- 希望する職種に必要な知識と技能を身につける職業訓練
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)
OAスキル(Excel、Wordの技能アップ)
日本語の読解・文書作成のための基礎と応用 - 企業における職場実習などの機会の提供
- ご本人の適性に合った職場探しやアドバイス
- 履歴書や応募書類の添削、面接練習など就職活動のサポート
- 就職後の職場定着のための支援
- その他、ご本人に必要と思われる支援
- 希望する職種に必要な知識と技能を身につける職業訓練
自立訓練(生活訓練)
社会的自立をめざして、さまざまな生活能力の向上を目的とした訓練を行います。
手話を中心とするコミュニケーション・トレーニング、日本語の基本的な読みと書きの力、時間と金銭の管理、作業学習、簡単にできる食事(調理)や掃除、みだしなみ(整容)など日常生活におけるスキルの訓練、生活全般に関する相談などの支援を提供します。
特徴
- 充実した設備、ろう者・難聴者のグループという落ち着いた環境の中で、個々のニーズに合わせた支援プログラムを組み、訓練を行います。その支援は、手話・口話など利用者の状況に合わせて、わかりやすさを重視しながら行います。
- 近い将来の就職をめざしているが、生活リズムや生活能力の課題があり、訓練が必要な利用者、作業能力はあるが安定した日中活動が送りにくい利用者を対象に、就労に求められる基本能力を高める支援も行います。この訓練過程が途切れることなく行われることで、無理なく進められるスモールステップが期待できます。
- 具体的には、次のような就労支援を行います。
- 規則正しい生活習慣の確立
- 自分のことは自分でするように、自立心を促す訓練プログラムを組み、生活意欲を高めます。
- 発展的なプログラムに沿ったコミュニケーション・トレーニングを通して、会話能力の向上をめざします。
- 人間関係をきずいていくための就労を意識した職場見学と実習を、利用者のニーズに沿って行います。
訓練・作業室
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